企業・公共施設・店舗・個人宅等に飾られている作品

プライベートコレクション H.A邸 (千葉県)

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【H.A様の感想】

私は新宿の絵画教室で小屋先生の指導を受けていました。
抽象画と言うと「難しい・・わからない・・」というイメージが強く、先生の個展に行くのも始めは緊張しましたが、
会場で丁寧に作品の解説をして下さって、私のつたない質問にも全てお答えくださって、
「抽象画って自分の感覚で自由に感じていいんだ」と
分った時、目の前がぱっと開けたのを覚えています。
年間に約2回の個展をされる小屋先生のパワーに驚きつつ、毎回拝見しているうちに、いつしか、先生の絵を自宅に飾りたいと思うようになっていきました。
2011年10月の画廊宮坂での個展は「古典抽象主義の原点」と題され、今までの作品の一部が時系列でまとめて見れるある意味回顧展的な、素晴らしいものでした。私は、この展覧会の中から「人物的Composition M6 1991」と、「十字架降下Composition SM 1991」の2点を購入しました。
どれを購入するか悩んで悩んで・・・会社まで早退して会場に行き(笑)、小屋先生・画廊のオーナーさんとも相談して決めさせて頂きました。
今もずっと私の宝物になっています。改めて自宅のお気に入りの場所に作品を飾ると、個展会場で見るのとは違い、とてもリラックスして鑑賞できます。
この2点は先生の大学院博士後期課程時代に「宗教画を抽象画に還元する」という実験を繰り返されていた時のものだそうです。
技法も、白亜地に油彩とテンペラという古典技法をそのまま使われていて、正に先生のライフワークの「古典抽象主義」の原点にふさわしいと思いました。
この作品では、伝統的な宗教画の内容が、具象的な人物像・風景・宗教的静物(イバラの冠・十字架・赤ワイン「キリストの血」・パン「キリストの肉」など)で描かれたタブローを見る時より直接的に私に伝わる気がします。
抽象画こそ、お気に入りの作品を身近に置くことで内容が伝わるんだな、と、改めて感じました。
これからの個展もとても楽しみにしております。
小屋先生ありがとうございました!

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